12月1日から2日に掛けてビエンチャンから北へ約150キロ離れたバンビエンという町に旅行に行ってきた。水墨画に出てくるような風景がそれなりにバックパッカーらに人気の観光地だ。ビエンチャンーバンビエン間の道端の風景は特別なものではないが、それなりに田舎の良い田園風景である。仏教圏のアジアらしく、蓮があちらこちらの池に浮かんでいた。
肝心な目的地のバンビエンの風景はそれなりに良かったが、本当に景色が良いのは限られた場所のみで規模的にはあまり感激しなかった。夕方の風景はなかなかであった。小川に多くの橋が架かっており雰囲気を出していた。
バンビエンには本当にバックパッカーが多く、バックパッカー向けのロッジやバーが多く在った。それらのロッジやバーはレインボー・バー等といかにも何か怪しいものを吸いたいヒッピー系のバックパッカーを意識してつけられたような名前が目立った。普通のラオス風のホテルやレストラン、町並みはほとんど見られないのが残念である。もっとラオス文化を尊重した観光産業開発を町なり国なりが管理しながら行えば、こんなことにはならなかったはずなのにと拙者は思った。日本人のバックパッカーも見かけた。ともかく、欧米のバックパッカーはロックの鳴り響くバーとアメリカのコメディー番組がテレビでかかっているレストランに群がっており、長旅ご苦労さんですという皮肉な具合だった。